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株式会社コークッキング(以下、コークッキング)が運営する国内最大級の食品ロス削減サービス「TABETE」が、2021年8月下旬より株式会社ドトールコーヒー(以下、ドトールコーヒー)が運営するエクセルシオール カフェ 50店舗に採用されました。大手カフェチェーンで大規模にTABETEが導入されるのは初の事例となります。同社と連携し、食品ロス削減効に向けた取り組みをスタートさせます。
《実施概要》
《背景》ドトールコーヒーにおけるSDGsへの取り組みのなかでも「食品ロス削減」を更に推進するため、TABETEの導入が決定
この度、株式会社ドトールコーヒー様において食品ロス削減の取り組みを推進するにあたり、「その日に売り切らなければ廃棄となる食品を、アプリを通じて消費者に届けるサービス」であるTABETEを、手段のひとつとして、活用いただくこととなりました。
《経緯》実証運用した6店舗で手応えアリ。TABETEを通して食品ロス削減が実現
今回の決定に先立ち、都内のエクセルシオール カフェ 6店舗で実証運用を実施したところ、開始から約半年の時点で923食がアプリを通じて購入され、104kg相当の食品廃棄の危機から救うことが出来ました。
この結果を踏まえて、両社で協議をし、採用店舗数を拡大することで、更なる食品ロスの削減につながるという見通しのもと、本格導入となり、まずは50店舗から導入することになりました。
今回、食品ロス削減の手法としてTABETEを活用いただいた理由としては、
①TABETEを活用することでただの値下げではなく「食品ロス削減のための取り組み」であることがお客様に伝わりやすく、お客様のご理解、ご協力を得ながら食品ロス削減に取り組める
②これまで来店されなかったお客様に対しても、TABETEを通して食品ロス削減の取り組みを広く訴求することができる
といった点がありました。
コークッキングでは、数多くの店舗を運営する企業がTABETEの運用をしやすくなるようプロダクトの改善を行い、サービス活用を下支えする体制を整えました。
《ドトールコーヒーからのコメント》
TABETEの採用に至ったのは、店舗検証を通じた定量的効果と、お客様の賛同状況とともに、店舗スタッフの意識に一定の効果がみられたことがあります。また、複数の店舗を本部で一元管理できるようなソフト開発も重要な要素となりました。
お互いの知恵の出し合いがひとつのかたちになり、6店舗6ヶ月の実施で約104㎏の食品ロスを削減することができました。このような成果の積み上げが、ドトールコーヒーとドトールコーヒーを取り巻く皆様へのSDGsの浸透に繋がっていくものと確信しております。
▶本格導入実施店舗一覧等、詳細は株式会社ドトールコーヒーのプレスリリースも併せてご覧ください。
《コークッキングからのコメント》
私たちは「自分にも、お店にも、地球にも。みんな心地よい食の選択を。」を掲げ、飲食店・小売店等での食品ロス削減を目指して東京や各地方都市を中心にサービスを拡大しています。全国に運営店舗を持つドトールコーヒー様では、食品ロスの課題に取り組むにあたり、食品ロス削減のための取り組みとして広く認知してもらえるのかという不安があると伺いました。
TABETEは当日の売れ行き・廃棄予測等を鑑みて食べ物の「レスキュー依頼」を発信することができ、ユーザー側も1品からいつでもレスキュー(購入)できる設計になっています。エクセルシオール カフェ各店舗の状況に応じて出品をしていただき、その日にレスキューしたいと思っているTABETEユーザーにレスキューしていただく、というサイクルがうまく回ることを期待しています。
日々の店舗運営を継続しながら食品ロスを削減するのは、一筋縄ではいきません。私たちも同社とともに地道な試行錯誤を重ね、社員の皆様、そしてお客様と一緒に、食品ロス削減の波を起こしていきたいと思っています。カフェチェーンという、生活者にとって身近なお店でTABETEを使っていただき、消費者・食品関連事業者・地球・の三者みんなにとって心地よい買い物の仕方が広まれば、日本全国で大幅に食品ロスを削減することも夢ではないと思っています。